安全、安心社会を構築する先進光材料·部材の開発

摘要

安全、安心社会の構築に向けて、蓄光材料を用いた発光フィルムゃ熱線反射防止フィルム、光触媒膜などを単膜でコーティングする新しいプロセスとそれを用いた高機能部材を紹介した。照明ゃモビリティヘッドライドのLED化が進む中、LED励起光(460nm)の励起で高輝度緑残光を示す材料を開発し、また、光MODを用いることで、フレキシブルな蓄光部材を実現した。光MOD法は、今回紹介した蛍光体、熱線反射防止、光触媒以外にも、導電性、磁性、光学薄膜、発熱応用にも展開可能であるため、多様な分野への応用が期待される。こうした多様な応用分野で、今後、樹脂·金属·セラミックスの新しい積層型複合材料部材を創製することで高機能化と高信頼性を実現し、更に使用後は低消費電力型の「リユース」·「リサイクル」による革新的な資源循環型社会システムを構築していく予定である。