「鉄道の町」の記憶⑰室蘭本線追分駅界隈

摘要

室蘭本線の室蘭一岩見沢間は1892年（明25）8月1日、北海道では幌内一札幌一手宮間や岩見沢一砂川一歌志内間などに続いて開業した路線で、同時に追分駅と機関庫（当時）が開設された。そして、3カ月後の11月1日には追分一夕張間の夕張線が開業し、追分は駅名どおり、、分岐駅、、となった。追分町史によると、当初、夕張線の分岐駅は追分より北に位置する由仁に計画されていたが、測量や予算の関係－トンネル工事の難度や速成を図る等の理由で追分に変更されたとの経緯があり、追分から紅葉山（現新夕張）を経由する夕張川沿いのルートがとられた。