ATS－P3形の開発

摘要

JR西日本では、これまでATS-Pを導入してから20年以上経過しており、初期に導入されたATS-P設備の老朽取替時期を迎えている。また、ATS-P設備の一部では、製造中止する部品が出てきたことから、将来的にATS-P設備の安定供給について懸念されていた。そこで、ATS-Pの従来からの機能はそのままに、既存設備との互換性を保てるATS-P3形を開発した。本稿では、ATS-P3形の開発の経緯から既存設備（1形及び2形）との比較、特徴について紹介する。