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摘要

小田急電鉄は、三菱電機が開発した三菱インフラモニタリングシステム（MMSD II)を鉄道トンネルの検査業務に導入する。MMSDIIは軌陸車に8K ラインカメラと高密度レーザーを搭載し、線路上を時速50kmで走行しながら、幅0.1mmのひび割れまで検出可能な高解像度画像データと毎秒200万点相当の位置情報付き高密度三次元点群データを取得できる。このデータを独自技術により解析し、ひび割れとトンネルの形状変化の相関関係を把握する。同システム導入は国内の鉄道会社では初めてで、今後はトンネル以外の構造物検査への適用も検討されている。