お茶の水橋•都電線路跡が舗装下から出現！

摘要

かつては都内に網の目のように張り巡らされていた都電。路線の廃止と共にレールは姿を消し、いつの間にかそこに軌道があったことすら忘れ去られるものだ。レールは路面から剥がされてくず鉄として処分されることが多いが、工期短縮の目的などでそのままアスファルトに埋め込まれてしまう場合もある。先日は、JR•東京メトロ御茶ノ水駅の新宿寄りで神田川に掛かる「お茶の水橋」から都電のレールが露出して話題となった。これは同橋の耐震強化工事によるもので、橋の外堀通り寄り、長さとしては目測で40mほどアスファルトが剥がされ、わずか5cmほどの深さから石畳と2条のレールが姿を現したのである。