オータックス アルミ事業好調 液晶TV用フレームなど急増 通期売上げ 3倍超26億円見込む

摘要

オータックス(横浜市港北区)は、今期4月以降、アルミ事業が好調に拡大している。上期(4-9月)の同事業売上高は、液晶テレビ用フレームなどの受注増により、前年同期比で3倍以上に増加した。今年度通期でのアルミ事業売上高は、前期比3倍以上となる26億円前後を見込む。同社は、アルミ事業拡大のため、12年度に中国の「オータックス精機(深圳)」(広東省深圳市)で大幅な増産投資を実施。今年3月以降、増産設備での生産が急ピッチで立ち上がっている。オータックス精機(深圳)ほ、液晶テレビ、デジタルカメラ、オーディオ、パソコンなど多様な機器にアルミ筐体の納入実績を持ち、最近はスマートフォン用筐体なども手掛けている。特に、今期は液晶テレビ用フレームの販売が大きく増加して、アルミ事業の売上高が急増しており、通期で26億円前後の売上高を見込む。