エム・ティー・カーボン リチウムイオン電池負極用炭素材料 本格マーケティング開始

摘要

戸田工業と三菱商事が折半出資するエム・ティー・カーボン(MTC、東京都千代田区)は、リチウムイオン電池(LIB)負極用炭素林料の本格的マーケテイングを開始する。同社は、4月にLIBの負極用炭素材料の製造ライン(福岡県大牟田市、エスジーケミカル社の敷地内)を稼働。本格的なマーケティング活動を行い、早期に年産阜2千トン規模(世界需要の約5%に相当)の量産体制確立を目指す。LIBの市場は、自動車用途に加えてスマートフォンやタブレット端末などのモバイル機器、定置用の蓄電池など、様々な用途へ広がり始めている。一方で寿命が短い、急速充放電、低温特性などの課題もあり、次世代電池材料開発が活発に行われている。