半導体の世界市場が好況 製造装置、14年は21%増 中国の需要加速 15年には12年の倍

摘要

IBMの次世代半導体開発への総額30ドル投資発表や、半導体の世界売上高上方修正(米ガートナー)など、半導体市場の好況が伝えられている。こうした情勢を背景に、製造装置の団体SEMI(本部=カリフォルニア州サンノゼ)によると、今年の世界製造装置市場は前年比20.8%増の384億ドルに達する見通しだ。半導体生産が増えている中国でも、国内の半導体製造装置需要は15年には50億ドルに達し、12年から倍増の勢いだ。ガートナーは先週、14年の世界半導体市場を前年比6.7%増の3360億ドルと予測し上方修正した。4月には5.4%増との見方をしていたが、スマホやタブレット向けのDRAMが好調のためとしている。