車両向けGNSSモジュール ユーブロックスが発表 推測航法が可能

摘要

スイスのユーブロックスは13日、東京都内で製品説明会を開き、推測航法が可能な新しい車両向け衛星測位システム(GNSS)モジュール「EVA-M8E」を発表した。同製品は、同社の既存製品「NEO-M8U」で内蔵されていた慣性センサーなどを外付けにし、小型化やカスタム設計に適応可能とし、低コスト化を図ったもの。同製品は衛星や車両からのデータが途絶えた場合でも、6軸のジャイロセンサーや加速度センサー、独自のソフトウエアを使うことにより、精度の高い推測航法を可能としている。また、衛星測位航法においても高い受信感度を持ち、衛星電波が反射してゴーストが発生するような場所でも、同社独自の特殊アルゴリズムのソフトウエアにより誤差を修正し、高精度測位が行える。測位データの出力も1秒間に最大20回と高速である。