「コンピュテックス台北」基調講演からインテルCEO回復には2～3年コロナ禍の半導体需給ひっ迫

摘要

5月31日に開幕した「COMPUTEX(コンピュテックス)台北2021」では、半導体大手のトップが基調講演に登壇。半導体需要が大幅に拡大する中での新たな戦略や、新製品などを紹介した。インテルのパット·ゲルシンガーCEOは、深刻化する半導体需給のひっ迫について言及。「新型コロナウィルス禍で加速したデジタル化は、イノべーションに拍車をかけ、半導体の爆発的な成長サイクルを創出した。一方でこれが世界中のサプライチェーン(供給網)に大きな負担をかけている。業界は短期的に半導体不足に対処するための策を講じているが、エコシステムが回復するには2～3年かかる。エコシステムはファウンドリーの生産力ひっ迫や基板、部品不足に対応していく必要がある」と述べた。