書評

摘要

本書「鳥取砂丘学」は，これまで鳥取砂丘地で行われた研究成果を国内外に発信する目的で，鳥取大学の乾燥地研究センターが中心になつてまとめたものである. その内容は，第1章鳥取砂丘の概要と近現代の変遷，第2章流域流砂系からみた鳥取砂丘，第3章鳥取砂丘の風況と飛砂，第4章砂丘にみられる微地形の成因，第5章鳥取砂丘にみられる砂丘形態の特性，第6章鳥取砂丘のオアシス，第7章鳥取砂丘にみられる生態系，第8章鳥取砂丘の植生管理と動植物への影響，第9章鳥取砂丘の成立史と環境変遷，第10章砂丘遺跡·遺物からみた人々の暮らし，第11章鳥取砂丘と文学·芸術，第12章砂丘研究から海外乾燥地研究へ，である.