航空写真からの屋根種類判別と稜線認識に関する研究: 明度分布の曲線近似と平面回帰による2段階判別法の構築

摘要

都市空間分析を行うためには、都市空間の構成要素に関する多様で膨大な情報が必要である。このため、GIS、都市景観シミュレーション、防犯・防災計画などの建築・都市計画分野においては、建物に関する情報の効率的な取得及びその視覚化に対する要求が高まっている。建築・都市計画分野において使用されるデジタルデータには、主に建物画像や航空写真のようなラスターデータと、CAD／GISにおいて幾何学的な情報を表すベクトルデータ及び、建築構成要素の材料や寸法などを表す定性・定量的なレコードデータなどがある。