モダンが強調され、実用感覚を生かしながらも革新性が際立つ素材が注目される

摘要

2016年春夏テキスタイルと服飾資材を発表する第20回国際テキスタイル合同見本市「ミラノ•ウニカ(略してウニカ)」が、この2月4〜6日、ミラノのフイエラ•ミラノシティで開催された。本稿ではその概要、発表されたトレンドテーマやカラー、また展示場で見られた素材の特徴などを解説したい。10周年、20回目の節目を迎えた今シーズンは、全般に国際化への進展が目立つ会期だった。来場者は、イタリア人バイヤーが雪に妨げられるなどして9%減と伸び悩んだが、海外からは前年同期比2.596増となった。ロシアの来場が減少したものの、米国10%増、中国13%増、日本は29%増となるなど、国際色を強めた。