アクセスが困難な対象に対応するための検查装置の力ス夕マイズ事例

摘要

化学プラントにおける機器や配管、石油タンク等の腐食検査では、長い間、X線フイルムによる放射線検査や超苫波探傷／超音波肉厚測定等が行われてきた。しかし従来の検査技法は抜取り検査であり、実際に腐食している部位が検査範囲に含まれない場合や、腐食や損傷の状況を正確に把握することが困難である等の問題があった。昭和30年代～50年代前半に建設された国内の多くの化学プラントも老朽化が進み、そのため既存の手法では検査することが困難な部位の破損や想定外の部位での腐食等による漏洩事故も増加しており、より広範囲な検査やアクセスが困難な部位の検査が要求されている。