3体・4体系普遍的計算法の確立とハイパー核物理への応用

摘要

物理学の様々な分野において、「量子力学的3体系、4体系のシュレディンガ一方程式を厳 密に解き、基底関数や励起状態の精密なエネルギーと波動関数を得ることに」帰着する課題 が非常に多い。著者の基本的な研究目的のーつは、少数系、特に量子力学的3体問題、4体 問題の普遍的な計算法、他分野にも輸出できる計算法を確立することである。実際、著者は 「無限小変位ガウス・ローブ法」という計算法を提唱した。