クオークからハドロンへ

摘要

ビッグバンから1万分の1秒後、宇宙がさらに膨張して温度が下がると、今まで自由に空間を飛び回っていたクオークが2個ないし3個ずつ集まって、クオークの複合粒子が形成されます。クオークと反クオーク（クオークの反粒子）で形成されたものが中間子（メソン）、3つのクオークが集まってできたものがバリオンで、それらを総称して「ハドロン」と呼びます。代表的なバリオンは陽子と中性子で、クオークの中でもっとも軽いアップクオークとダウンクオークだけで構成されます。代表的なメソンにはパイ中間子があります。