史上最大級の恐竜の対決: ギガノトサウルスvs.アルゼンティノサウルス

摘要

ドスンドスンと砂ぼこりを立てながらあらわれたのは,全長35メートルもあったとされる「アルゼンテイノサウルス」だ。右下には,アルゼンティノサウルスの幼体が,「ギガノトサウルス」に踏みつけられている。ギガノトサウルスは,全長13メートルをほこる,史上最大級の肉食恐竜の一種とされる。舞台は,約1億年前の南アメリカ大陸だ。アルゼンティノサウルスは竜脚類の一種である。竜脚類はずんぐりした胴体に長くのびた首と尾をもち,四足歩行していた植物食の恐竜だ。アルゼンティノサウルスは,竜脚類の中でもずば抜けて大きく,体重は陸生生物史上,最重量級の73トンだったとの推定もある。