INTILAQ東北イノベーションセンター

摘要

ひとつの事業形態の寿命は約30年だそうである.とするならば，すべての企業は創業と同時に次の事業展開を考え始めるべきであり，常に自身を更新し続けなくてはならない.継続していくためには，同業だけでなく他の領域をち含めた継続的な学習と研究が必要なのである.この建物は，こうした企業にとっての学習の場，次世代グローバルリーダー育成をミッションに東北における企業の起業•再生を支援する一般社団法人Impact Japanが，カタールフレンド基金の支援を受けて，卸町に建設した拠点である.ここでは，起業家に向けた各種セミナー，コワーキング，ワークショップや企業研修など，東北における産業活動の可能性を拓くためのさまざまな活動が行われる.こうした既存のビルディングタイプにないプログラムを支える建築には，どのような質が必要なのだろうか？