グローバリゼーションのあとにくる建築アート•エコノミーからシェア•エコノミーへ

摘要

ブレグジットとトランプが来て，次は何が起きるのだろうか.誰もが不安 であり，未来は不透明である.グローバリゼーシヨンとポリティカル·コ レクトネスに対する反感が，ブレグジットとトランプを生んだと言われる. ではグローバリゼーシヨンの波の後に，どんな社会がつくれるのだろう か.そこでは，どんな建築がつくられるのだろうか.都市はどんな風に 変わっていくのだろうか.大手ゼネコンは史上最高の決算をたたき出し，2020年の東京オリンピックまではとりあえず，建築業界全体が忙しいと 言われているが，不安は消えることがない.むしろ，建築業界は忙しく することで，不安を無理矢理押しつぶそうとしてしほ病人のように見え る.今日はゆっくりと時間を取って，建築という名の病気と向かい合い， この30年間のグローバリゼーシヨンが建築にとってどんな30年間であつたか.そして自分自身にとって（自分が事務所を立ち上げたのが，30年11である） どんな時間であつたかを考えた.