都市を繋ゆだプロムナード

摘要

建築設計に加え，数多くのアーバンデザインを手掛けてこられた曽根幸一氏に，東京大学丹下健三研究室にて，国立代々木競技場（本誌6410)の配置·外構計画を担当された当時のお話を伺いました.曽根氏は，その後，丹下研究室にて1970年大阪万博の全体配置計画を担当されます.また独立後，「パルテノン多摩」（多摩市立複合文化施設，本誌8802)では大髙正人氏が引いた都市軸をきつかけにしたニュータウンの中心，また「幕張ベイタウン」（同9504他）では住宅と一体化した街など，建築をきっかけに都市や地域をデザインする方法を展開してこられました.建築がどのように都市と関わり，環境をつくり出すことができるのでしょうか.また本インタビューは，『a+u』（2019年秋発売予定）にて，Seng Kuan氏（東京大学助教）をゲストエディターに迎え企画している国立代々木競技場のオリジナルドローイングを中心とした特集号の一環で行われました.特集号の発売もご期待ください.