書評

摘要

開拓者は自分自身で語るしかない．だから私はこの本がなければ知ることがなかったであろう直島という「現場」から響く声を聞けてとても嬉しい．「直島誕生」は，瀬戸内海に浮かぶ小さな島を舞台にァー卜と建築によって新しい状況が切り開かれ，かつ現在進行形の壮大なプロジェクトの起こりを，そのど真ん中にいた秋元さんのリァリティの塊のような言葉で紡がれた．とても面白い本だ．