シミズの教育施設時代を超えた教育ニーズに対応する学校づくり

摘要

2011年3月11日14時46分頃発生した東北地方太平洋沖地震は想定をはるかに上回る高さの津波の到来とともに、東北地方と関東地方の太平洋沿岸部に壊滅的な被害をもたらした。教育施設においても、旧耐震設計基準（1981年以前）の鉄筋コンクリート造建物に構造的に大きな損傷がみられ、津波、液状化による被害も報告されている。学校の避難場所に指定される体育館などの大規模空間の天井の崩落やパネルの落下などの被害も多くみられた。