広川町立下広川小学校

摘要

福岡県広川町に建設した大規模木造建築物である。豊かな自然環境に立地し、構造材-内外装ともに県産材を多用することにより「子どもの居場所」としてやさしく，ぬくもりのある学習空間を実現している。特に、合同学習やプループ学習など様々な学習形態に対応し、異学年間交流ができる多目的ホールやランチルームは、トップライトの設置や内装木質化に加え、屋根には太陽光発電パネルを備えることで、光'風'木の香りなど自然をいっぱい感じられる空間とし、地球環境にやさしく、ふるさとの自然の大切さを学べる学校環境とした。また、木造の校舎自体が大工の技術や木の特性を伝える直接的な教材となる。