「カンレキーズ」の親父達が挑む

摘要

ふとしたことがきっかけで、この三月から海上自衛隊(以下海自と略記)のC-130Rフリートのお手伝いをするようになった。その手伝いというのはC-130R型航空機のシステム維持に関する助言(海自の運用や整備関連のやり方や用語を伝えること)であり、国内の航空機メーカーが従来実施してきた「C-130R機体システムの技術維持活動」を某中堅商社(以下J社と略記)が本年二月に落札したことが発端である。システムの技術維持活動というのは、具体的には日々の運用や整備の中で生じる各種の不具合や技術的な疑問点に対応するという主として部隊運用をサポートする部分と、システムの信頼性維持や次年度以降の作業の準備および部品補給等に係る検討といった主として海上幕僚監部·補給本部等の管理部門をサポートする部分に大別される。