世界最大容量10TBのHDDに昭和電工のHDが採用

摘要

昭和電工のハードディスクが、世界最大容量(注1)10テラバイトのヘリウム充填型ハードディスクドライブ(以下、HDD)に採用された。同社が世界に先駆けて2005年に生産·販売を開始した垂直磁気記録方式の3.5インチアルミ製ハードディスクでは第8世代(注2)となる製品。デジタルデータの記録に広く使用されているHDDは、パソコン向けの需要が漸減する一方、クラウド化の進展によるデータ生成量の増加に伴い、データセンター向けの需要が増加傾向にある。また、へリゥム充填型のHDDは、非密閉型の垂直磁気記録HDDと比べて、消費電力が低減されることから、今後増加するデータセンターでの採用が進むと予想される。