第50回ドルンビルン国際化合繊会議の報告

摘要

スイスとの国境の町、オーストリアのドルンビルンで毎年開催される国際化合繊会議（Dornbirn Man-Made Fibers Congress）は、2011年で50回を迎えた。化合繊に関する技術・製品開発の情報交換、特に欧州を中心とする産官学交流の場として、毎年、活発な議論が取り交わされる。本会議における内容は、世界の繊維産業の流れを明らかにし、今後の方向性を示唆するものである。今回の会議の概要について、以下にとりまとめ報告する。