治療－療養の場としての回復期リハビリテーション病棟の建築環境に関する考察: 回復期リハビリテーション病棟のあり方に関する研究　その2

摘要

回復期リハビリテーション病棟（以下、回復期リハ病棟）は、急性期の原疾患の治療を脱した患者を対象に期間を限定して集中的なリハビリテーション（以下、リハ）を実施する施設として2000年4月に制度化された。社会ニーズに合致していることに加えて、急性期病院の在院日数の短縮化、療養病床における機能分化など医療をとりまく流れに呼応し、その整備数は2006年7月現在で、616病院・727病棟・32,829床となっている。