家具の固定状況の分析: 家財の保有数と固定状況に関するアンケート調査結果の分析（その2）

摘要

家具の総数に対しシソカリ固定されている家具数割合を家具固定牢rnとして算出している。わが国の家具固定率は数%に過ぎないらしい。rn一方，内閣府は何らかの家具固定をしている世帯割合を調べ，家具固rn定率と称している。これによれば，平成15年度調査で静岡県53.7%とrnなり，これを根拠に家具固定率目標値等を設定している。どちらの数rn字が家具固定牢として意味を持っているかは明らかであろう。国もこrnのようなシソカリとした調査結果を基に，目標値設定をしてもらいたrnい。もう1つ。世の中，県民性が流行っている。ポップカルチャー雑rn誌では，外見からでは計り知れないプライベートな部分を統計学によrnり県の平均像を求め，出身者個人の属性をラベリングする辛が多いが，rn集団による分析結果を個人属性モデルに適用することをEcologicalrnFallacyといい，疫学ではやってはいけないことの1つとされている。rn本論を読むと，家具固定にも県民性があるらしい。著者たちはrnEcological Fallacyを犯しているわけではないが，地理的に特徴ある分rn布を求めたのだから，集団の現状記載に留めず，次は県民格差解消のrnための個人的対策への一手を是非報告して頂きたい。