集合住宅の内装仕上工事における工程パターンの分析

摘要

集合住宅の内装工事は，多数の職種が各住戸を渡り歩く輻輳した作rn業形態となる。このため，多くの現場ではタクト工程が採用されていrnるが，これまでタクト工程がどのように効果的に運用されているかのrn明快なデータはなかった。本報告は，作業の実態を詳細に調査しタクrnト工程の実態を明らかにしている。著者らは「住戸で作業が行われてrnいた時間の比率」，「作業場所のばらつき度合い」等の独自の数量的なrn指標とともに「作業群」の考え方を編み出し，これらに基づき内装⊥rn事の実態を解明している。また，調査結果とヒヤリング結果から，現rn状のタクトⅠ二樫の計画手法では，内装仕上げ工事における契約形態，rn作業内容，担当作業者の作業方法や生産性の違いを「分に考慮した計rn画案となっていないことを指摘し，生産性を向上させるためには「作rn業群」の考え方を用いた新たな計画手法が必要になることを示唆してrnいる点で今後の展開が期待できる。