戦前の三重県内町村の観光を意識した都市計画区域設定の議論

摘要

戦前の都市計画法は小規模な町村の観光地（観光町村）rnに対して積極的だったことが分かっている1)。具体的には、rn1933 年3 月の都市計画法改正後、都市計画法を町村に適rn用していく際、「都市計画法令の施行に関する件依命通牒rn（昭和8 年5 月18 日内務省発都第一三号」にて、都市計rn画法を適用する町村の基準の一つに「温泉地、海水浴場、rn史跡地、遊覧地等を有する」ことが掲げられていた。しrnかし、各観光町村の都市計画法適用に際して具体的にどrnのような議論がなされていたのかについてはまだまだ十rn分に明らかになっているとは言えない。