「ダイアログ手法」を応用した設計実験の思考に見る「都市認識」の活用可能性その1　京都・紫野の長屋における設計実験の実施概要

摘要

これまでの研究文献1）2) において、D・ボーム文献3） がrn提唱し様々な分野で再注目されている注１）「ダイアログrn(dialogue)」注２）を導入し、居住者が固有に抱く地域へのrn価値付けを基に、「固定的ではないが対話の中で了解し合rnうことの出来る、都市・地域に対する価値判断の根拠となrnるような捉え方（都市認識）」文献1）を共に作り上げる実践rn可能な手法（ダイアログ手法）が開発されている。手法rnの実践者注３）は、抽象的で一様に捉えられない「都市認識」rnを抽象表現を含むスケッチで描き、その内容の確認作業をrn繰り返し、了解し合うまで語り合う。また手法を応用し、rn一度抱いた「都市認識」と実空間の現象を結び付けて新しrnい価値付けを発見する都市探索も実験されている文献2）。