隣接する下地の層間変形角が異なる場合の挙動に追従する外壁石張り改良工法

摘要

RC 造などと比べて比較的変形の大きい鉄骨造においてrn石張りの外装を実現する方法の一つとして、押出成形セrnメント板(以下「ECP」)を用いた石張り工法がある。こrnれは、縦張りのECP に水平に下地鋼材(「レール」)を配rn置し、その上に石材を設置する工法であり、地震時にはrnECP はロッキングし、レールと石材は水平移動(と微小なrn鉛直移動)をすることにより、建物の変形に追従する機rn構であり(図1)、外壁の総厚を抑制、石の目地幅の縮小rnの観点から多くの建築物に適用されている。しかし、こrnの工法の採用には、前述の機構から、隣接するECP のロrnッキング角度が同一で、平行であることが前提となるが、rn実際の建築物においてはこの理想化された条件が実現しrnないことがある。そこで本稿では、隣接するECP の角度rnが異なり、通常の工法採用が困難な部位を有する場合のrn対応策として、「アドヴァン名古屋ショールーム」におrnいて適用した改良工法について紹介する。