構造物周りで生じる剥離流に関する基礎的研究 （その５）単純矩形建物を対象とした流速変動の空間スケールに関する検討

摘要

Y=12.5 mm の断面について、エッジ近傍フィルタサイ ズが大きくなるにつれ、パワースペクトル分布への影響が 大きくなる傾向があるが、CASE_F1 とCASE_F3 は全ての 周波数域で概ね一致している。 　Y=0, 12.5 mm の2 断面の屋上面の屋上面の分岐点につ いて、CASE_F3 であっても、CASE_F1 の分岐点の分布傾 向を捉えられなかった。 　特に流入側エッジ近傍で過小評価する傾向が見られる。 この結果から建物流入エッジ近傍では比較的空間スケー ルが小さい渦流が多く発生していることが推察される。