劇場・ホールの移動観覧席の利用実態と活用に関する研究: 移動観覧席が導入されている公立文化ホールを対象として（その１）

摘要

移動観覧席の利点では「多様な催し物に使える」「楽にrn設営できる」という回答が多く、欠点では「コストがかrnかる」「客席が揺れる」「通路を歩く時うるさい」が多くrnあげられていた。移動観覧席では平床使用・椅子使用のrnどちらか一方の使用頻度が高く、ホールで演目が行われrnていない場合には平床の状態にあるホールが多いことがrn分かった。さらに、どちらか一方の使用頻度が高いといrnう結果からも推測できるように、モード変換の頻度としrnて、月に1～2 回と週に1～2 回と回答する施設が多く、ホrnールの特性が分かれる傾向にあった。移動観覧席に期待rnされていることとしては、「短時間の収納展開」「手すりrnの常設」の回答が多いことから、利用者の時間や手間のrn軽減が求められていることが明らかとなった。