繰返し荷重を受けるＨ形断面梁の非線形挙動　３せん断曲げを受ける梁の履歴挙動

摘要

逆対称曲げにより左右両端のフランジから塑性化が進rnむ梁に対し、ウェブの機能を大きく改善する本補強構rn造はフランジの安定化にも寄与する。図- １はスパンrnL=6,000mm の梁に円形環補強した例であるが、梁のrn力学的骨格は全長にわたるウェブに大きく関わっているrnため梁全域のせん断強さて承知しておく必要がある。rn表- １はフランジが弾性状態にある梁中間部領域でのrnせん断強さを示したものである。繰返し履歴に於ける安rn定性を判断する上で梁降伏時点のせん断強さQp に対rnし梁ウェブのせん断耐力に余裕があるか否かは重要rnで、繰返し載荷に伴う耐力上昇が影響する為である。