地域住民が運営する公営住宅集会所の配置計画と運営実態に関する研究: 豊中市営住宅を対象として

摘要

一般に、一定規模以上の計画的住宅地にはその地域のrnコミュニティ形成や醸成のために集会所が整備される。rn公営住宅団地も例外ではなく、多くの公営住宅団地にもrn集会所が設置されている。しかしながら公営住宅は高齢rn者等の低所得者向けの住宅であり、住民による集会所のrn管理運営や利用まで含めたマネジメントは容易ではない。rnそうした中で公営住宅団地の集会所を団地住民だけでなrnく団地の周辺住民（以下、地域住民）とともに運営するrnように計画された集会所が存在する。このような集会所rnは、高齢者等が多く団地内だけではコミュニティ形成がrn困難な公営住宅においては団地住民と地域住民との交流rnの場となりうると考えられる。そこで本研究では、そのrnような集会所が設置されている大阪府の豊中市営住宅をrn対象にその運営と利用実態を明らかにし、公営住宅集会rn所の活用の可能性を示すことを目的とする。