原子炉建屋のモデル化手法の違いによる地震応答解析結果への影響評価

摘要

モデル化手法の違いによる建屋応答のばらつきを分析rnするために、多様な地震波を用いたモデルプラント建屋rnの床応答を統計的に分析した。その結果、モデル化手法rnによる建屋応答の違いは、3 次元効果が大きいと予測されrnる床の開口部周辺、床の上下応答において顕著であった。rnまた、応答の違いを中央値及びばらつきとして統計的にrn分析し、定量的に評価した。一方、同一フロアの複数位rn置の床の加速度応答スペクトルの分析では周期0.1 より短rn周期側でばらつきが大きくなる等の知見を得た。今後は、rn原子力施設の地震フラジリティ評価手法の高度化のため、rnより一般的な認識論的不確実さ評価や入力地震動の震源rn特性と応答との相関把握等の課題に継続的に取り込む予rn定である。