EYT 式の利用を促進するために必要な知見の蓄積その1 ねじ山をもつ接合具の支圧強度を算定する方法の検討

摘要

近年、大型木造建築に関する技術開発が積極的に進めrnられている。従来は、大断面集成材を用いた工法が主流rnであったが、住宅流通材を活用する方式などが研究されrnており、最近では特にCLT(クロス・ラミネイティド・テrnィンバー)の研究が盛んに行われている。rn現在は防耐火や材料開発が研究の中心となっており、rn接合部の研究はこれからである。一方、EU や北米では大rn型木造建築の実績が積み重ねられている。接合方法に着rn目すると、特にCLT 工法では応用の利くねじ接合が多用rnされており、今後は日本でもそのニーズが高まってくるrnと考えられる。また、ねじのような曲げ降伏型接合具をrn用いたせん断接合部の強度はEuropean Yield Theory(EYT)rn式と呼ばれる計算式を用いて計算されることが多く、設rn計者の工夫によって様々な形態を取ることが可能である。