デンマークの小中学校における英語授業活動のセッティングのシステム

摘要

近年、「主体的・対話的で深い学び」を掲げた新学習指rn導要領及び英語4 技能評価を含む大学入学共通テストの実rn施方針が文部科学省より示された。日本の英語教育は変革rnを求められており、新しい教育を支える物理的環境を検討rnすることは急務である。国別TOEFL スコアが4 技能ともにrn高水準にあるデンマークでは、1970 年代から生徒中心のrn学習プロセスは、生徒をやる気にさせるだけでなく、社会rn性や交流する力を育み、専門知識や洞察力と同様に重要でrnあるという考えが生まれ、多様な学習形態が導入されてきrnた1)。筆者(2016) は、デンマークの主に高等学校においrnて、英語授業と空間の利用に関する調査を行い、授業展開rnと場の変化の工夫や、比較的長いグループワークでコモンrnスペースが利用されていることを明らかにした2)。本稿でrnは、デンマークの小中学校における英語授業活動の空間のrn利用の範囲と、家具、備品等の設置状況について報告する。