バイデン政権、暫定国家安全保障指針、公表

摘要

米バイデン政権は3月3日、同政権の国家安全保障戦略作成の指針となる、暫定ガイドライン、The Interim National Security Strategic Guidanceを公表した。以下に、注目点を抄訳紹介する。(1)私は就任演説の中で、昨日の課題ではなぐ、今日の、そして明日の課題に対應するために、今一度世界と関わることを約束した。我々は今、世界の将来の方向性についての歴史的かつ根源的な論議の真只中にいる。我々ガ直面しているあらゆる課題を考えれば、独裁体制ガ最善の手段であると主張する人がいる。一方で、変化する世界のあらゆる課題に対処するためには、民主主義体制ガ不可欠であることを理解している人もいる。私は、民主主義体制こそガ、自由、繁栄、平和そして尊厳への鍵である、と確信している。我々は今、民主主義体制ガ歴史的遺物ではなぐ、未来を約束する唯一最良の方法であることを証明しなければならない。我々は、民主主義パートナー諸国と共に、強靱さと自信をもって協力し合うならば、我々は、あらゆる挑戦に立ち向かい、あらゆる挑戦者を打ち負かすことができるであろう。これらの目標を達成するためには、中核的な戦略的態勢力-她要である。米国は、今日の課題に強靱な立場から立ち向かうことができるように、永続的な優位を維持していかなければならない。我々は、経済的基盤を強化し、国際機関における地位を回復し、自国の価値観を高めるとともに世界各地でその価値観を守るだめに発言し、外交を優先しつつ軍事力を近代化し、そして米国の比類のない同盟体制とパートナーシップのネットワークを活性化していく。