第24回(2013年度)日米技術フォーラム参加報告

摘要

(1) 本年5月14～15日、米国テネシー州ナッシュビル市ヴアンダービルト大学において日米技術フオーラム事務局が主催する第24回日米技術フォーラムが開催された。主催者の代表は、例年どおりジム·アワー同大学教授·日米研究協力センター所長(元国防総省日本部長)であった。(2) 日本側は、三菱商事株式会社取締役今野秀洋(元経済産業審議官)を団長とし、経済産業省、企業(16社)及び関係団体等から42名が参加した(うちオブザーバ一等6名)。米国側は、アワー教授を議長とし、国防総省(電話会議で参加)、企業(10社)その他シンクタンク、コンサルタントを含め、26名が参加した。参加者総数はオブザーバーを含め68名であった。(3) 今野団長は、フォーラム冒頭の挨拶において、日米両国は厳しい予算状況と太平洋·アジア地域の政治情勢から、日米同盟関係と技術協力のー層の強化が重要であることを認識し、安部新政権は、日本の武器輸出三原則の更なる規制緩和と第3国への技術供与等を念頭においた国際共同研究·開発生産を進めるものと予想されると述べた。また、これらを踏まえ、活発な討議により将来の技術協力の確実な種子と実際的な道筋を見出すことを期待すると述べられた。