第25回 (2014年度) 日米技術フォーラム参加報告

摘要

(1) 本年5月13～14日、米国テネシー州ナッシュビル市ヴァンダービルト大学において日米技術フォーラム事務局が主催する第25回日米技術フォーラムが開催された。主催者の代表は、例年どおりジム•アワー同大学教授•日米研究協力センター所長(元国防総省日本部長)であった。(2) 日本側は、三菱商事株式会社 取締役 今野秀洋(元経済産業審議官)を団長とし、経済産業省、防衛省、企業(20社)及び関係団体等から55名が参加した(うちオブザーバー等4名)。米国側は、アワー教授を議長とし、国防総省、企業(12社)その他シンクタンク、コンサルタントを含め、44名が参加した。参加者総数はオブザーバーを含め99名であった。(3) 今野団長は、フォーラム冒頭の挨拶において、日本が2014年4月1日に長年維持してきた武器輸出三原則を見直したことに触れ、この重要な機会を活かして、両国の互恵的な安全保障協力へと確実に前進する重要性を述べた。また、これらを踏まえ、活発な討議により将来の実際的な道筋と技術協力の確実な種子を見出すことを期待すると述べられた。