運動時間の立場から

摘要

生活の“文明化”に伴う身体運動量の減少と欧風rn化した食事は，内臓脂肪の蓄積を招き，2型糖尿rn病を代表例とする代謝性疾患を増加させている．rn一方，適度な食事制限と身体トレーニングの継続rn的な実施は，筋肉のトレーニンダと内臓脂肪の減rn少により個体のインスリン抵抗性を改善させ，代rn謝性疾患の予防，治療に有用であることが，多くrnの臨床的，疫学的追跡調査成滴により明らかとrnなっている．rnすなわち，①過1回以上の有酸素運動の実施がrn糖尿病予防効果を有し，身体運動量と糖尿病発症rnとは負の相関関係にある，②インスリン感受性のrn改善の観点からは，過3～5日以上の有酸素運動rnの長期にわたる継続的実施が必要である，③高齢rn者でほ，レジスタンス（筋力）運動も併用する，等々rnの事実が判明している．