環境会議所東北の循環共生モデル地域構築活動

摘要

平成11年12月、青森・岩手県境で大規模な産廃不法投棄事案が発覚した。まさに、環境と人間活動との共存関係の破綻であり、生活環境および健康への影響が懸念されることとなった。これに対する各方面での取り組みが始まったが、県境の事案であることなどの要因により、関係各セクター間のコミュニケーションがうまく機能しないため、関係者間での共通の認識が形成されず、その結果として、不法投棄事案への有効な対策が進まない状況が出来した。