食品リサイクル用メタン発酵施設の現状: 施設増強を視野に

摘要

ジャパン•リサイクル株式会社は2003年に営業開始した食品リサイクル用メタン発酵施設の増強工事をスタートさせた。地元千葉市清掃工場の2工場化が予定されている2017年4月に増強施設の稼働を計画している。業容の拡大とともに、千葉市の環境行政に即したものである。技術的には発酵不適物中のスラリー分を分離する機能を有しており、後工程であるサーモセレクト炉での負荷を減らすとともに、バイオガスの発生量を高める効果を持つ。なお、本増強計画は環境省の2015年度補助金交付決定を受けている。