MPTE各賞を表彰 富士フィルム「普及に努めたい」合同懇親会も実現

摘要

日本映画テレビ技術協会(略称=MPTE)は10月25日、「MPTEアワード2012」を東京•六本木ヒルズで開催。11年度の各技術賞(本紙8月27日号既報)および、第15回経済産業大臣賞(日本映画テレビ技術大賞、本紙10月8号既報)、栄誉賞を授賞した。今年の同アワードは、東京国際映画祭(以下、TIFF)の公式行事として開いた。大賞の「デジタルセパレーション用白黒レコーディングフィルム『ETERNA-RDS』の開発の富士フイルムから、村上光、白井英行、豊嶋悠樹、大関勝久の各氏が出席。受賞のあいさつをした大関氏は「映画を将来にわたって保存するという仕事にかかわることができ、うれしく思う。映像をRGB3色分解して白黒ネガに保存するこの方法は、ハリウッドでは既に受け入れられ、米国議会図書館には毎年25本を納めている。日本では経済産業省の協力も得宝出身の撮影監督、原一民氏。原氏は「私にとっては国民栄誉賞と同じくらい重みのある賞。先輩方、そして妻の支えのおかげ」とあいさつし、同席の夫人を紹介した。表彰式の後、キャノンたいが、われわれとしても普及できるよう努めていきたい」と述べた。