注目の「MWC21」が6月末開催へ本格化する5Gの產業利用話題は娯楽からビジネス用に新種のシステム登場に期待感

摘要

5G(第5世代移動通信システム)の産業利用が本格化し始めた。これまでの5Gは、スマートフォンでOTTコンテンツを視聴するといつた娯楽用途が中心だった。この分野は伸びを続けるが、移動無線にとって新たな分野となるのが産業用無線通信だ。従来の有線通信に取って代わるものとなる。毎年2月に開催された「MWC(モバイルワールドコングレス)」(主催=英GSMA)では、新たなターゲットに向かって、機材メーカーの動きが明らかになるはずだった。今年は6月末開催に変更されたが、新型コロナウィルス感染症(COVID-19)の状況がリアル展示会開催を容認するかは見通せない。MWCには参加するが、オンライン出展のみを表明する企業も現れた。