動的なトラヒックパターン生成方式を用いたストリーミング動画検知手法

摘要

Web会議やIP電話の普及により，ストリーミング配信におけるセキュリティ確保がますます重要rnとなっている．しかし，P2Pネットワークや通信路の暗号化といった新たな通信技術の普及により，既存のセrnキュリティ技術でのパケットフィルタリングなどでは完全な通信制御ができない場合がある．そこで，我々のグrnループでは以前に，ルータにおいてストリーミング動画のトラヒック量を記録し，そのパターンをマッチングすrnることにより，該当する動画がネットワークを流れているかどうかを判定する手法を提案した．この手法ではパrnケットの中身を解析することなく，秘匿すべき動画の外部流出を検知することができる．しかし，既提案手法でrnはパケットの遅延変動が著しく増大すると，正しい比較を行うことができない場合があった．本論文ではこれをrn考慮し，動的なトラヒツクパターン生成方式を用いた遅延変動にロバストなストリーミング動画検知手法を提案rnする．更に，マッチング手法として動的計画法を導入し，パケットロス時に発生するパターン長の伸縮問題にもrn対応している．提案手法は，既提案手法に比べて精度?再現率などの点で大幅な性能向上を達成した．