グリーン東大工学部プロジェクトにおける取組みと成果

摘要

持続可能社会実現のための省エネ及び環境保護は現在世界中で取組むべき課層であり、次代の人々及び地球のためにまさに我々が克服しなければならない課題である。IT/ICT技術を活用したこれらの課題に対する取組みは通常"Green IT/ICT”と呼ばれているが、現状ではその多くがIT/ICT機器の省エネ、つまり"Green of IT/ICT”に焦点を当てている。本稿で紹介するグリーン東大工学部（GUT）プロジェクトは"Green of IT/ICT”の技術検証も行っているが、よりIT/ICT技術を活用した省エネの実現、つまり”Green IT /ICT"に注力して活動を行っている。GUTプロジェクトの活動趣旨は省エネのための技術的課題の抽出、及びそれを克服するための技術提案の実施である。本稿では、GUTプロジェクトの1年半に渡る活動成果を報告し、将来に向けた技術の展望について綴介をする。%Energy saving and the protection of environment for sustainable society is now global agenda, that we must achieve for the next generation and for our Earth. This activity around IT and ICT industry is called as "Green IT/ICT". Though the most of the Green IT/ICT would focus on the energy saving "of IT/ICT equipments, we are focusing on the energy saving "by" IT/ICT technologies. In this presentation, we introduce the overview of R&D projects related with energy saving, e.g., Green University of Tokyo Project.