テラビットメモリを目指したホログラム記録再生方式

摘要

ホログラム多重記録再生方式として，球面参照光を用いてテラビット/平方インチの記録密度を越える記録再生方式を検討した.シミュレーションにより，球面参照光においては媒体シフトの3軸方向および参照光角度のシフトにより多重記録が可能であることを明らかにするとともに，実験による検証を行った.本稿では特にトラック方向のシフト選択性について実験的な検証を行い，高密度化が期待できることを報告する.さらに，透過型と反射型記録について，両者がシフト多重記録において有効であることを実験的に検証した.%We examined hologram recording method to aim at several Tb/in~2 density using spherical reference beam. Because as a simulation result, we find the selectivity of each 3D direction and the angle selectivity slightly changing the reference and the signal beam, we experimentally verified it. Especially in this paper we report to verify shift selectivity of track direction and expect high density recording.